令和4年4月から宮崎県より赴任いたしました福島愼哉です。どうぞよろしくお願いいたします。
今年度、28名の児童生徒、19名の教師及び現地スタッフでスタートしました。
カイロ日本人学校の特色や目標など学校の紹介をさせていただきます。
カイロ日本人学校だからできる!
特色その1 エジプトを体験できます!…ピラミッド学習(総合)で現地校との交流
特色その2 アラビア語ができます!…現地理解教育としてのアラビア語の授業
特色その3 英語ができます!…小学部1年生からの英語活動(EA)
特色その4 日本語ができます!…母語である日本語の確実な獲得のため、
「読む」「書く」「話す」「聞く」をしっかり指導
本校は、昭和38年に前身の「日本人子弟補習クラス」として始まりました。昭和47年に文部科学省の認定を受け「カイロ日本人学校」としてその歴史をスタートしました。児童数の増加と共に二度の校舎移転を行い、昭和63年に校舎を新築して現在の地にあります。今年度、開校50年を迎えました。
【学校教育目標】
「豊かな国際感覚、高い学力、元気な心身で未来を拓く子ども」
~夢に向かって一つ一つ積み上げよう~
この学校教育目標は、本校で学ぶことで、人権感覚・国際感覚を磨き、受容的・共感的な態度、確かな学力を身に付けるとともに、精神的にも肉体的にも健康でたくましく実践力のある子どもを育成していくという願いが込められています。
また、サブタイトルは、エジプトの代名詞ともいえるピラミッドを夢に置き換え、その大きな石を確実に積み重ねた古代エジプトの人々のような力強さで、自分の夢に向かって進んで行こうと呼びかけるスローガンです。
♦「いろんな人と仲良くする子ども」(豊かな国際感覚を持つ)
♦「よく分かるようになるまで進んで勉強する子ども」(高い学力)
♦「元気な身体をつくる子ども」(健康な身体)
これら3点を重点目標として教育活動に取り組み、児童生徒には自分の目標をしっかりと持たせて取り組んでいきます。
開校10年目に制定した校章とシンボルマークがあります。このシンボルマークは、下の6本の線はナイル川を表現していて、小学部の6年間を表しています。その上の3本の曲線は、砂漠を表現していて、中学部の3年間です。そして、ピラミッドは「夢と力強さ」を表現しています。
朝、スクールバスから降りる子どもたちは、笑顔であいさつをし1日をスタートさせます。カイロの朝の空気と同じようにとても気持ちがよくなります。運動会、学習発表会、交流活動では、本来たくさんのエジプトの皆さんにも学校に来ていただいているのですが、これらが制限される中でも、オンラインを活用するなど、子どもたちは元気に過ごしています。
エジプトならではの特色を生かし、
・子どもたちが、カイロ日本人学校で学んで良かった
・保護者が、お子様をカイロ日本人学校で学ばせて良かった
・教師が、カイロ日本人学校で子どもたちへの教育ができて良かった
と思える教育を進めていきたいと強く思っております。
令和4年4月
校長 福島 愼哉