児童・生徒・保護者の声


 カイロ日本人学校に、在籍する(過去に在籍していた)児童・生徒やその保護者の声です。


カイロ日本人学校に入ってよかった!

みんな なかよし!

・小1から中3まで、一緒に遊べて楽しかった。

・休み時間にはみんなでドッジボールをしたよ。

 

行事がたくさん!
・広いグラウンドで運動会を頑張ったよ。
・ピラミッドを見ながら持久走を走った。
・学習発表会では劇や踊り、音楽発表をしたよ。お客さんがたくさん拍手をしてくれてうれしかった。

 

勉強が好きになった!
・インター校に長く通っていた。小学校高学年くらいから国語が苦手になってきたので、カイロ日本人学校

 に入って日本語の勉強を頑張った。読書もできるようになって、他の教科もできるようになってきた。
・英語だけじゃなくて、アラビア語の勉強もあったから他の言葉についても興味をもつことができるように

 なった。

 

先生ありがとう!
・苦手だった算数を、ていねいに教えてくれたから算数が好きになったよ。
・マナーやきまりを教えてもらえたから日本の学校に行っても困らなかった。
・図工やEAの時間に英語をたくさん使えるようになった。
・英検を学校で受けられる。小学校6年生のときに英検2級合格した。

 

全員が主役!
・運動会や学習発表会ではセリフがたくさん。目立つことができてうれしい。
・卒業式では号泣してしまった。楽しい思い出がいっぱい。


児童・生徒の声

 子どもの声①

カイロ日本人学校は少人数ですが、みんなで協力して助け合いながら学校生活を送ることができます。エジプト人スタッフさんのお話や現地校との交流でエジプトと日本の違いを知る機会がたくさんあります。

 

子どもの声②

私はカイロ日本人学校に約3年間在籍していました。児童、生徒の数は少ないですが、学年関係なくみんな仲良しです。一人ひとりの活躍の場があり、何事にも積極的に取り組むことができます。転入してきたお友達もすぐに馴染むことができ、楽しい学校生活が送れると思います。


保護者の声

 保護者の声①

20141月から、長女がカイロ日本人学校小学部6年生に編入しました。

主人は、国際協力の仕事に携わり、英語で仕事をしておりますが、「まずは母国語、自分の国のことを学ぶこと。自国を母国語で語れずして、真の国際人とは言えず。」という自論があり、私自身も10年前インドネシアのジャカルタで生活していた際に、身をもって感じたことです。

異文化に身を置くと、日本人としての価値観の大切さ「日本人でよかった。」と思う場面が多々あります。私たち家族にとって、カイロに日本人学校があったからこそ、カイロ生活が始められました。

3になった長男は、子ども達に寄り添い、しっかりと受け止めてくださる先生と同級生との毎日を日記に綴っています。入学以来、続けている日記のおかげで、文章力がついたと実感しております。そして、中3になった長女は、高校受験を迎えるぎりぎりまで、日本人学校で勉強することを決め、またそれを日々先生方が全力で支えてくださっています。カイロ日本人学校には、真摯に子供と向き合ってくださる先生とお互い切磋琢磨し合える友がいます。不安な気持ちで初めて学校を訪れた時、迎えてくれた生徒、先生方、学校のたたずまいに何とも言えない懐かしさと安堵感を覚え、涙が出てきました。今思うと、他にはない日本以上に日本らしい、日本の教育がここにはあるのかも知れません。

 

保護者の声②

 息子がエジプトに来たのは年長の夏で、初めてカイロ日本人学校の見学に訪れた時は未就学年齢でした。いずれお世話になると思いながら、インターナショナル・スクールから日本人学校へ編入させたのは6年生の2学期でした。

 

「インターナショナル・スクールからの編入」

 これから、どこの学校に入れようかと悩む保護者の方から、「日本人学校へ編入させて良かったことは何ですか」とよく聞かれます。少人数の学校なので、児童生徒への手厚い指導、というのも有り難い条件の一つですが、「先生の質の高さ」だと私は答えています。

 いくら保護者を前に完璧な対応が出来ても、日頃の礼節や思いやる配慮がない指導者には、全面的な信用がおけないものです。日本人学校ではこの期待に裏切られたことはありません。

 言わない方が楽だからと、いわゆる子どもにとって“物わかりの良過ぎる先生”にはならず、正すところは正す、楽しむ時は楽しむ、規律をもった校風に好感をもっています。

 

「思いやる気持ちを育てる」

 数年前のことですが、息子の友達が遊びに来ていても、自分で持ち込んだ端末のゲームに夢中になる子もいました。端末相手の一人遊びが中心になる子どもの社会では、思いやる心を育てるのは容易ではないと感じました。

 自分にとって嫌なことを言われた時、どう気持ちの整理をしてどうやって相手と仲直りをしていくのかを学ぶ機会から逃げようと思えばいくらでも逃げられます。日本人学校では、休み時間に先生が児童生徒に混じり、一緒に遊ぶように誘導してくださっているようです。時間を惜しまず、子どもたちのために、これ程までに人との触れ合いをもつ機会を重んじる学校が他にあるでしょうか。

 

 「先生がよく教えてくれるので勉強が楽しい、もっと早くから日本人学校に移ればよかった。」と、編入学して間もなく息子に言われました。日本人学校で、人との深い関わりをもつ時間が増えて息子は変わりました。学校生活を通して、どういう教師にどう学んだか、どれだけの人と関わり、そこで喜び悩むことができたか。これこそ、子どもにとって大きな財産です。