《2学期の始業式》

 8月28日から2学期が始まりました。始業式で校長先生が、「みなさんの元気な声を聞いてがんばろうという気持ちになりました。2学期はいろいろなことに挑戦し,最後にはもっと成長した姿を見せてください。」と話されました。次に,新しいアラビア語の先生の紹介があり,その後,代表児童・生徒が2学期の目標を述べました。「ジャパンデーでは,日本の文化をエジプトの人たちに伝えたい。」「音楽発表会では,アルトリコーダーを演奏するのでがんばりたい。」などそれぞれの思いが伝わる素晴らしい発表でした。始業式後,新しいお友だちの歓迎会で「線こおりおに」をしました。

 2学期は運動会や学習発表会など,たくさんの行事があります。健康に気をつけながらみんなで力を合わせて楽しく取り組んでいきたいと思います。   


《第3回避難訓練(地震・火災)》

 9月7日に第3回目の避難訓練を行いました。今回は、「カイロ圏内に震度3~4程度の地震が発生し,添乗員室から出火した。」という設定で行いました。児童生徒はまず,放送を聞き指示通り机の下に身を隠して揺れが収まるのを待ちました。そして,揺れが収まってから担任と一緒に運動場に避難しました。事前指導の内容(おさない,はしらない,しゃべらない,もどらない)を守って行動できました。学級での振り返りでは,「静かに素早く避難できてよかった。」「放送をよく聞いて行動することができた。」などの発言が子どもたちから聞かれました。

 


《体育朝会》

 10月14日の運動会に向けて体育朝会がありました。まず,担当の先生から今年のスローガン「パワー全開 風を切って ゴールをめざそう!!」とプログラムに載せるイラストの発表がありました。全児童・生徒がアイデアを出し合い,その中から選んだものです。次に,赤白のメンバー発表がありました。発表してくれたのは可愛らしい『とかげちゃん』でした。旗を挙げながら発表する姿に子どもたちは大喜びでした。メンバー発表の後はチームに分かれて顔合わせをし,団長・副団長を決めました。「世界一の運動会」をめざして,今年もみんなでがんばります。


《職業講話「動物考古学」》

  9月15日,ドイツ・ベルリン在住の動物考古学者,北川千織(きたがわちおり)さんをお招きしてお話を聞きました。北川さんは,エジプトの古代遺跡から見つかる動物を主に研究をされていて,アシュート遺跡の発掘の合間をぬってご来校くださいました。5時間目に小学部5年生~中学部,6時間目に小学部1年生~4年生と時間を分けて講話を聞きました。低学年の児童は犬や牛など身近な動物のお話に興味津々でした。「お墓に描かれた牛やヒヒなどの壁画がとても心に残りました。」「遺跡を発掘するのにあんなにたくさんの人々がチームになって働いていることに驚きました。」などたくさんの驚きや発見があったようです。 


《お月見朝会》

 9月20日の朝会では,「日本古来より続く月を愛でる風習」である「月見(十五夜)」を3,4年生が歌やクイズなどを通して伝えました。クイズでは,「月でうさぎが餅をついているのは本当でしょうか?」「インドでは月の模様は何に見えるでしょうか?」「お月見はどうしてするようになったでしょうか?」などの問題が出されました。「お月見に食べるものは何でしょうか?」の選択肢の「らくだ」や「りんご」には,笑い声が響いていました。クイズを楽しんだ後に,みんなで♪「お月見の歌」♪を歌いました。

 満月の夜を楽しむ日本の風物詩をカイロでも味わえたらいいですね。


《4年生社会見学》

 9月25日,7人の児童と3人の引率職員でモニーブ浄水場見学に行きました。そこでは4年生の社会科「地域学習」の一環として,ナイル川の水をきれいにし,飲み水にするまでの過程を学習しました。現地に着いてからは,実際に施設を見ながら専門の方から詳しく分かり易く説明していただきました。また施設の移動の際には,危険箇所と思われる所に人が配置され,安全にも配慮していただきました。何と言っても私たちの見学をとても歓迎して下さったことが印象的でした。まず施設の方の日本人学校までのお迎え,施設到着時の入口での歓迎,最後の記念撮影,常に10人ほどの方が案内に同行されたこと,等々です。お話の中では、日本から提供された浄水技術と施設に対して何度も感謝の言葉が述べられ,日本人としてとても嬉しく思いました。


《第35回運動会》

 10月14日は,運動会でした。ここ数年は感染症対策で縮小していましたが,今年は以前のように1日開催することができました。交流校のEJS,Elwy,カイロ大学,カナダ大学からの参加や日本人会の参加もあり,運動場は賑わい活気に満ちていました。今年の見所は,CJSの小1~中3児童・生徒28人で表現した「南中ソーラン」。力強い巧みな踊りと繰り返す隊形移動。思いを一文字に込めて書いた黒Tシャツを身にまとい一生懸命に舞う子どもたちの姿に観客の皆さんは魅了されていました。岡大使や交流校の皆さんとの記念撮影も心に残る思い出となりました。

 


《さばくハイキング》

 CJSは,毎年砂漠ハイキングを行っています。今年度は,10月27日にサッカーラの階段ピラミッドエリアで行いました。小学部1年生~中学部3年生の児童・生徒が,4つの縦割り班に分かれて,世界遺産の階段ピラミッドの周りを2時間余りの時間かけて歩きました。班に渡された地図を見ながら道を探し,チェックポイントのクイズを解きながら,ウォークラリー形式のハイキングをみんなで楽しみました。例年より気温が低くハイキング日和でした。


《JAPAN Day》

 11月7日,現地の学校に通う児童・生徒を招いて,本校内でJAPAN DAYを開催しました。パティオでの開会式の後,3つの時間に分けて活動しました。

 1つ目は,学級毎に日本の伝統文化を伝える時間です。小学部低学年は「かるたと缶蹴り」,中学年は「麒麟獅子舞」,高学年は「福笑い」,中学部は「凧揚げ」を披露したり,一緒にやってみたりして楽しんでもらいました。2つ目は,自己紹介をしながら英語で交流しました。日頃学んでいる英語力を生かしたコミュニケーション活動ができました。3つ目は,「折り紙グループ」と「書道グループ」に分かれての体験です。CJSの児童・生徒が,お手本を見せながら教えました。現地校の児童・生徒の皆さんは,できあがった作品に嬉しそうでした。


《発表会発表会》

 12月9日,カイロオペラハウスで開催しました。前半の各学級の学習発表では,小学部1,2年生は国語科で学習した「スイミー」を劇で,3,4年生は創立50周年に因み,総合学習で学んだ「カイロ日本人学校50年の歩み」をプレゼンテーションと劇で,5年生は総合学習で学んだエジプトの歴史を「ようこそ!!エジプトへ」の劇で,そして,中学部は英語劇「オオカミVS七匹の子ヤギ」を発表しました。そして,後半は全児童・生徒で40分間の音楽発表をしました。内容は,リコーダー二重奏「モーツァルトメドレー」と音楽物語「エルマーのぼうけん」です。満席の会場が笑顔で包まれる楽しい発表会でした。